創業元治元年 小林工務店(株式会社小林工務店)

現在、伝統と呼ばれる仕事もその昔は先端の科学であり、また文化でした。私たちは、その先人が残してくれた有形無形のものを大切にしながらも、一方で、日々進化する科学、文化に真摯に目を向け、その成果を取り入れながら現代の暮らしに相応しい住まいづくりに努めています。 『伝統と科学で暮らしを豊かに』は、伝統の技術・文化と先端の科学・文化、Arts & Scienceのどちらも大切にしながら『百年先に伝統と呼ばれる仕事して行こう!』という私たちのメッセージです。
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BLOG  2017-08-19 (土)

都大路よもやま話【京の地蔵盆】

京都の夏の風物詩の一つに

地蔵盆があります。

子供達にとっては、夏休み終盤の楽しみの一つです。

各町内では、それぞれ様々な催しが用意されています。

 

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当社所在地の鏡石町では、

町内の端々に、大きな行灯が飾られます。

写真の行灯には、「ドラゴンボール」と「キティーちゃん」の絵が描かれています。

これらの絵は、時代と共に変化し続けています。

 

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私が子供の頃は、

子供が居る家の玄関にも、小さな長方形の行灯をかけました。

行灯の紙の部分は、その家の子供が書いた絵が貼られ、

夜には行灯に蝋燭の火が灯され、子供達の絵が幻想的に浮かび上がっていました。

 

夜に行灯の火が灯される・・・

そう、かつて「京都の地蔵盆」は二日間に亘って執り行われていました。

初日の夜には、盆踊りも各町内で行われていました。

いつの間にか、盆踊りの代わりに映画鑑賞になり、

そして、二日間の地蔵盆が一日だけになり、

映画鑑賞が花火大会になっています。

 

 

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子供達の名前が書かれた提灯が、飾られます。

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地蔵盆当日は、

二体あるお地蔵様を祠から出してお祀りいたします。

この前で、子供達が円を描くように座り、

大きな数珠をお坊さんのお経を聞きながら、回していきます。

親玉といわれる、数珠の一番大きな部分が自分の所に来たら、

持ち上げて拝みます。

これが、「数珠回し」と呼ばれるものです。

 

そして、子供達の最大のお楽しみが、

「ふごおろし」なるものです。

子供達がくじを引き、

引いた番号の景品がもらえます。

かつては、家の二階に滑車が取り付けられていて、

かごの付いた紐が通され、かごに引いた番号を入れ、

二階へとかごを上げられ、番号の景品がかごに入れられ、

再び下へと下ろされます。

そのやりとりが子供達にとっては、

ドキドキ、ワクワクの瞬間でございます。

 

子供の居ない町内でも地蔵盆を執り行っているところはあるようです。

「京都の地蔵盆」も、様変わりしていますが、

未だ未だ、多くの町内で実施されていることは、素晴らしいことです。

 

経理 金庫番 小林

2018.10.19 Friday