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NewsletterNo.20 令和6年秋号をお届けいたします

NewsletterNo.20 令和6年秋号

9月に入りましたが、まだまだ猛暑が続いていますね。
”暑さ寒さも彼岸まで・・・”と申します。
心穏やかに虫の声を楽しめる季節が早く来てほしいものですね。

さて今回のNewsletterの内容は、こちらです。
◆HEAT20「G3」グレード住宅の新築工事が着工しました
◆断熱性能の指標について・・・
◆狭小住宅の断熱改修工事が進行中
◆物件情報紹介
◆We Love home. フェア 2024秋が開催中です
◆路線価を調べてみませんか?
ぜひご覧ください!

HEAT20G3」グレード住宅の新築工事が着工しました (令和6年8月~/左京区)

京都市左京区の閑静な住宅街で、高気密高断熱住宅の新築工事が始まりました。
今回の計画は、敷地面積約218㎡(約 66 坪)、延べ面積約120㎡(約36坪)の木造2階建ての住宅で、設計はアプリコット建築研究所が担当しています。こちらの設計事務所も当社と同じく、パッシブハウス・ジャパン※に加入している高気密高断熱住宅のスペシャリストで、こちらの建物の断熱性能も、HEAT20のG3グレード※/断熱等級7※をクリアしています。 また断熱性能を確保しながらも、LDKの大開口部には高断熱性能の“木製サッシ”を用いるなどの意匠面でのこだわりや、家事動線や収納等、きめ細かな配慮が随所に盛り込またプランニングが特徴の建物になっています。
完成は令和7年2月の予定。引き続き細心の注意を払いながら工事を進めて参ります。
(※各用語については以下の解説を参照ください。)

<8月上旬に地鎮祭が執り行われ、工事の無事を祈念致しました。>


【 断熱性能の指標について・・・ 】

建物の断熱性能を表す指標にはいくつかの名称があります。それぞれについて改めて確認してみましょう。

■「HEAT20」

HEAT20とは「一般社団法人 20年先を見据えた日本の高断熱住宅研究会」の略称で、平成21年に研究者、住宅・建材生産者団体の有志によってスタートしました。主として居住空間の温熱環境・エネルギー性能、建築耐久性の観点から、 外皮技術をはじめとする設計・技術に関する調査研究・技術開発と普及定着を図ることを目的とする一般社団法人です。この法人が設定している基準が“G1、G2、G3”の3つのグレードで、G3になるにつれて断熱性能は高くなっていきます。(図1参照)
さらにHEAT20では、日本を8つの地域に区分し、それぞれの気候に適した断熱性の基準値「住宅シナリオ」を定めています。京都市は6地域に該当しますので、G3グレードの場合、室温(NEB)は冬期間の体感温度が概ね15°Cを下回らないこと、外皮性能水準はUA値(外皮平均熱貫流率=室内・室外間の熱の通りやすさを示す値)は0.26以下に設定されています。(図2参照)
(「HEAT20【トップ】/2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会公式サイト」より)

☞当社ブログ『HEAT20G3グレードがこれからの小林工務店の標準仕様です』もご参照ください

■「断熱等級」

正式名称は「断熱等性能等級」といい、 平成12年に国土交通省が制定した「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」によって定められた住宅の断熱性能を表す指標です。 令和4年4月に等級5が、同年10月には等級6・7が新たに設けられ、等級は1~7の7段階となりました。数字が大きければ大きいほど熱の出入りが少なくなり、つまりは断熱性能が高いことを示します。
断熱等級でもHEAT20同様、日本を1~8の地域に区分し、それぞれの等級が満たすべきUA値とηAC(イータエーシー)値(=冷房期にどれくらい太陽の日射熱が住宅内に入るかを示す値)の基準値が定められています。いずれも値が小さいほど断熱性が高くなります。
京都市は6地域に該当しますので、断熱等級7の基準で「UA値は0.26以下、ηAC値は2.8以下」と定められており、先ほど紹介したHEAT20のG3グレードと同等であることが分かります。


(国土交通省「建築物省エネ法に基づく省エネ性能表示制度事業者向け概要資料」より)

令和7年度以降は全ての新築住宅に等級4以上が義務化されるため、令和4年3月まで最高等級だった等級4は実質、最低等級になることが予定されています。さらに、令和12年には省エネ基準の水準が引き上げられ、断熱等級5が最低等級になる予定です。

■「パッシブハウス」

パッシブハウスとは、環境先進国ドイツで誕生した、世界基準の省エネルギー住宅のこと。
ドイツのパッシブハウス研究所が定めたエネルギー消費基準はとても厳しく、その基準を満たすには、自然の力を使ったり、さらに建物自体の性能を徹底的に高める必要がありますが、今ではヨーロッパを飛び出し各地の気候風土にあわせて進化しながら、世界中で普及しはじめています。
そして、当社も加入しているパッシブハウス・ジャパンは、平成23年2月1日に誕生した一般社団法人で、世界中のパッシブハウス関連団体と知識や技術の共有を重ねながら日本および、アジアでの住宅性能の強化を目指しており、日本の気候風土を利用した燃費の基準も示しています。この基準を満たして認定を受けた建築物のみを“パッシブハウス”と呼ぶことができます。
パッシブハウスの性能基準は主に以下の3つです。
・冷暖房負荷が各15kwh/㎡以下
・一次エネルギー消費量が120kwh/㎡以下
・気密性能として50Paの加圧時の漏気回数0.6回以下 (隙間相当面積(C値)=0.2㎠/㎡以下)

UA値に関する明確な基準は有りませんが、上記のエネルギー総量の制限(冷暖房負荷15kWh/㎡以下)をクリアする必要があるため、0.2程度の性能が求められることとなります。つまり、断熱性能だけで例えると、HEAT20が推奨する断熱基準で最高レベルのG3よりも上の基準に相当するのです。


◆狭小住宅の断熱改修工事が進行中 (令和6年6月~/上京区)

只今工事中のこちら建物は、間口約2.7m(奥行は約12.8m)の敷地の幅めいっぱいに建つ、木造 2階建て、延べ面積約44㎡(約13坪)の超狭小住宅!
“2.7m”といえば、4畳半の部屋の大きさと同じ寸法。限られたスペースの中で、いかに快適に暮らしていただくことができるのか…設計担当が知恵を絞ったプランが、少しずつ形になりつつあります。10月上旬のお引渡しに向け、着々と工事が進行中です。

<外壁の中に断熱材を隙間なくしっかり詰め込み、断熱性能を高めます>

<階段下の空間も収納として活用予定です>


◆物件情報紹介 (令和6年9月1日現在)

ご興味ご関心をお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご紹介ください。

We Love home. フェア 2024秋が開催中です (令和6年9月1日~11月11日)

期間中に、ご来店・ご相談・ご契約をされたお客様に抽選で素敵なプレゼントが当たるフェアです。
ご来店されるだけでも応募可能ですので、 是非この機会をご活用ください!


◆路線価を調べてみませんか?

(「知って得する REPORT ~知って納得・活かして幸せ~」№67/(株)財産ドック発行 より抜粋)

【路線価とは?】
毎年1月1日を評価時点として、国税庁が毎年7月1日に発表している土地の価格の事を指します。
この路線価は、相続の際に所有している土地の価格を算定する際に利用されます(時価評価と乖離がある場合等は例外有)。
近年、よくニュースや新聞でも「路線価が●年連続で上昇」と話題になっておりますが、路線価が上昇するという事は、相続税評価額が上がり、相続税額も増えるという事となります。

【路線価の見方】
まずはGoogle等の検索エンジンで「路線価 令和6年度」と検索し、国税庁のウェブサイトにアクセスしてみましょう。そして、所有している該当の土地の市区町村をクリックすると、以下の様な図が出てきます。


例えば、図の(赤い四角)に100㎡の土地Aを所有していたとします。
当該土地A()の前面道路は『285D』と記載がありますが、これは“1㎡当たり28万5,000円ですよ”という意味になりますので、土地Aの路線価格は2,850万円という事が分かります。
※因みに、同じ場所の3年前は『260D』でしたので、なんと3年間で1㎡当たり2万5,000円・100㎡では 250万円も評価額が上昇している事となります。
又、『285D』の中のアルファベット“D”は、借地権割合を示しておりますので、土地Aが借りている土地であっ ても、相続税上は1,710万円(2,850万円×60%)の財産価値があるという評価となります。
尚、実際の相続税評価額の計算では、その土地の利用方法によって減額等がなされます。
この他、路線価は主に市街地に定められている為、路線価の無い地域では固定資産税評価額に国税庁が定めた倍率を掛けて算定致します。

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