多様な樹種の無垢材に囲まれた高性能住宅
建築主がかつて訪れた高知県のリゾートホテル「オーベルジュ土佐山」の佇まいを気に入られ、そのイメージをもとに建築を依頼された住宅です。
小屋裏と床下にエアコンを各1台設置し、日射制御をした高気密高断熱仕様の温熱環境に優れた建築で、年間の冷暖房費を削減しています。また、高性能窓の欠点ともいえる無骨な窓枠を、極力目立たないようにデザインすることで気品のある佇まいを得ています。
珪藻土塗りの内壁は建築主が自ら施工、また、寝室天井とトイレ壁面にはヒバ材を使用するなど、内装にはイチイ、サクラ、イチョウ、マツ、ケヤキなどの無垢材を多用。家具の板材も建築主が山の製材所で選ばれたタモを用いているのが特徴です。
[亀岡市 令和3年]